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就労継続支援A型事業所とは何か?これについてお伝えします!

緑の背景にAの文字


A型や就労A、A型作業所、A型事業所と呼ばれる就労継続支援A型事業所(以下、A型)があります。これは、一般就労が難しい障害者が雇用契約を結んで働く場ではありますが、あまりこの詳細について知られていないことがありますので説明します。

 

 

 

A型とは

A型とは、一般の会社などで働くことが難しい障害者が、最低賃金を保証されて働く施設です。これだけ伝えてもよくわからないと思いますので、実際に働いた経験から伝ええるべきことを伝えていきます。

ちなみにボクはこのA型をいくつか経験しております。一言で感想を言ってしまうと、仕事面で大変なところは大変でしたが、暇なところは暇でした。しかし、ここ最近の傾向を考えると暇なA型はないのではないでしょうか。

 

A型の数と勤務時間と日数

A型は、2010年頃からちらほらと開設されており、2017年には全国で3,630事業所ものA型がありましたが、2020年には全国で2,623事業所と激減しております。

このA型をわかりやすく伝えますと、A型の多くが最低賃金の時給制で働き、一日の労働時間は4時間で休憩1時間の5時間拘束です。月の出勤日数は月の日数マイナス8日となるので、土曜日に出勤することがあります。

 

得られる賃金

多くのA型の月収は、「最低賃金×4時間×(月の日数マイナス8日)」となるので、最低賃金が900円とすると月収は約8万円になります。しかし、多くのA型は通勤交通費の支給はありません(通勤交通費は、自治体によって全額支給や3分の1支給などがあります)。

そして、週に20時間以上の労働ということで雇用保険が差し引かれ、健康保険と国民年金は自分で納めることになりますので、A型の収入だけで生活するのは、非常に困難です。昇給制度を取り入れたり、フルタイム勤務ができるA型も存在しますが、そのようなA型は非常に少ないのが実情です。ちなみに、A型では副業は禁止されていますので、より多くの収入を得たいのであれば、A型ではなく一般就労をすることです。

 

A型の問題

以前はどこのA型も応募者がいれば歓迎して採用されましたが、最近の傾向としては、能力の高い応募者を採用しています。2015年頃に以前と制度が変わってA型の利用者の人件費はA型で稼ぎなさい、助成金を人件費に充ててはいけませんと決まってしまったのです。

そのためA型としては生産性の高い利用者を雇う傾向になっています。また、その頃に助成金目当てで運営していたA型が問題になりましたが、厳しい取り締まりがあったのか、最近ではこのような問題は見聞きすることはなくなっています。

 

助成金

知らない方もいると思いますので、A型の運営についてもお伝えします。ボク自身あまり詳しくはないですが、A型は助成金、いわゆる税金をもらって運営しています。

職員の人件費や事業所の運営経費として国から2年間に渡り、利用者である障害者一人当たり最大120万円の特定求職者雇用開発助成金(特開金)と、国と自治体から1日約6,000円の給付金が支給されています。

 

仕事内容

仕事内容は、軽作業やネットオークションでの出品などをおこなっている事業所が多くあります。そして、多くの事業所では施設外作業(または、施設外就労)といった、事業所外での作業をすることがあります。

施設外作業をしても、別に施設外作業手当てが支給されることはなく、精神的や体力的に難しいなどの理由があれば免除されることもあります。

 

厳しい現実

このA型ですが、事業所によっては一般雇用よりもやりがいを得ることもあります。例えば、データ入力だけを行うのではなく、物作りなどの内職的軽作業も行うことができるので仕事に飽きがこない、WEB作成やアプリ開発で自分のスキルを磨くことができる、ある業務のリーダーとして活躍できるなどです。

しかし、A型は福祉的作業所でもあるので、A型で頑張って働いたとしても、世間からの高い評価を望むのは難しいのが現実です。

 

利用の仕方

また、A型は一般企業などに就職が難しい人が働く場ということで、落ち着きのあるゆっくりとした環境での就労と思われますが、締め切りのある仕事では納期に迫られながらスピーディーに仕事をすることが多くあります。

A型をどのように利用するかですが、先程お伝えしたようにA型はあくまで一般企業などに就職が難しい人が働く場なので、A型を利用しつついずれは、一般就労へ就職という形での働き方でも、定年まで働き続けるということでも問題ありません。 

まとめ

  • A型とは、一般就労が難しい障害者が働く施設です。
  • A型で定年までお世話になることも可能です。